愛知県にインフルエンザ警報が出ました。当院でも多い日は10名近くのインフルエンザ患者さんが受診されますが、今年はいつもと違う傾向があります。
2009年に豚由来の新型インフルエンザが流行しました。
インフルエンザの検査に使用するキットは通常A型かB型かだけを判別してくれます。
当院では3年前に発売された、A型、B型、そして2009年に流行した新型のA型も判別できるキットを発売直後から使用しています。
しかし、2009年以降、ぱったり豚インフルエンザはなくなり、せっかく買ったキットも1回も新型Aが陽性に出たことはありませんでした。
AとBだけの判別キットなら半額で買えるので今年こそそれに変えようと思いながら結局同じものを使っていました。
すると今年のA型は今のところ半数くらい2009年の新型インフルエンザなんです。2009年型なのに新型っていうのもなんですが、豚インフルエンザから派生した新種かもしれません。
ワクチンには2009年型も含まれているはずなのですが、うちのような2009年型を判別できるキットを使っている医療機関が少ないためか、まったく話題にものぼりませんね。