腎臓移植をめぐって暴力団組員を介した臓器売買を行った開業医が逮捕されました。中国や東南アジアではわずかなお金欲しさに自分の腎臓を売ってしまう人もいます。
四国の宇和島に田舎とは思えないくらい腎臓移植をしている宇和島徳州会病院という病院があるのですがここの万波先生という医師が病気にかかっている腎臓を移植に使用したことで問題となったり、以前にもここの病院では臓器売買があり逮捕者がでています。
今回逮捕された医師も養子縁組した他人から提供を受けここで腎臓移植を受けています。腎臓移植は待っている人に対して死体から提供される腎臓も少なく、万が一死体から腎臓提供を受けたとしてもまたその腎臓が機能不全に陥って再び腎臓移植が必要になる人が多いのです。透析に戻ったこの人達が2回目の手術を受けられる可能性はほぼ0と思われます。
こういう状況が今回の、他人から臓器を買うような事件の原因であり、養子になってから5~10年など長い期間を条件にするとかしないとまた再発しかねません。
暴力団の資金源にもなりそうです。病気で捨てる腎臓を病気の部分だけ取って移植に使うという万波先生の移植方法に関しては現状を考えれば一概に禁止すべきでもないような気もします。