本当に季節性インフルと同じと考えていいのでしょうか?確かにタミフルなどのインフルエンザ薬も普通に効くようですし、致死率も高くはありません。
季節性インフルエンザは高齢者や、幼児などで死亡例が多いのですが、海外の例をみても、今回は意外に抵抗力のありそうな若い人が肺炎などで亡くなっているのが気になります。
通常、季節性インフルエンザウイルスは発熱と、鼻水、咳という上気道の症状が中心ですが、今回のウイルスは腸にも感染することが多いようで下痢などの症状があることも多いようです。
強毒性の鳥インフルエンザの死亡例では腸や、全身からウイルスが確認されることが多いようなので、この点も季節性とは少し異なります。
関東圏でウイルスが確認されるのは想定の範囲内でした。あまり報道されていませんが、中国で鳥インフルエンザによる集団の鳥死亡があったようで、こっちも気になります。
今回の新型ウイルスは過剰におそれることはないのですが、あまり季節性と一緒だと言ってしまうのもどうかと思います。
また、マスクは予防に絶対的効果があるわけではないので、マスクしているからと安心してひとごみに行くのも控えたほうがよいでしょう。
関西で流行しているのはたまたまであって、おしゃべりな人が多いからという理由ではないと思います。