先日、クラスで起こった盗難の犯人探しのためによりによって先生が生徒の指紋を採取したという事件が三重県の高校で起こりました。
指紋の採取は一般人がとることは禁止されているのですが、ニュースの映像をみると、生徒の人差し指1本の指紋がずらっとならんでいました。
少なくとも指紋を照合させようと本気で思うなら最低左右10本の指は必要でしょう。まあ半分おどしだったようですが、生徒との信頼関係は0になりますね。
指紋は一人、手足20個もっていますが、同一人物でも同じものはありません。もちろん一卵性双生児でも同じではありません。
DNA鑑定なんてものより証拠能力も高いのです。刑事ドラマでスライド上で指紋を一致させる場面がよくありますが、実際はそんなことはしていません。
ちょっとした圧力の関係で指紋はゆがみますからきれいにぴたり一致というわけではないのです。
でもポイントがあって、10数箇所のポイントが一致すると同じと判定されるのです。つづく