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院長ひとりごと |
受刑者の医療費が増大しているようです。受刑者の増加や高齢化が原因です。
以前、厚労省が、生活保護受給者には、必ず後発品を使うように通達を出し、すぐ撤回していますが、刑務所の医療での後発品の積極使用を検討がはじまりました。
刑務所での医療は法務省の管轄なんです。当然、医療費はすべて税金ですから。刑務所の医師は大学の医局からの派遣が多いですが、身分は公務員で高給です。
しかしやはりここでも医師不足とのこと。
医師と患者の信頼関係というものが、築きにくく、医師にとっても働きやすい場ではないんですよね。病気でないのに病気のふりをしたり、無理な薬の要求をする患者もいれば、逆に、ちゃんとした診察もせず、患者にいじわるをする医師もいるようです。
悪いことをして刑務所に入ってただでいくらでも医療が受けることができるのは納得できない方が多いかもしれませんが、受刑者にも人権があるのですから必要最低限の医療体制は整えないといけないんですけどね。 |
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