心筋梗塞の危険因子にA型気質というのがあります。米国のフリードマンとローゼンマンが提唱したA型とB型に人間の性格を2つに分けたもので、血液型ではありません。
活動的で積極的。野心家でおこりっぽい。こういう人はストレスをためやすく、心筋梗塞になりやすいというのがアメリカの研究結果でした。僕らも常識として教えられました。
最近出た日本での研究結果はその逆で、おとなしい、B型気質の人が心筋梗塞の危険度が高いとのこと。おとなしい人は実はストレスをためやすいのではないかとこの研究の担当研究者は述べています。
ストレスが危険因子であることは当然なのですが、結局、性格にかかわらず、ストレスのない現代人などいないわけで、心筋梗塞の発症率に性格は関係ないのではと思います。
だからといってたばこでストレス解消は、完全に誤解で、体へのストレスを増大させる心筋梗塞の大きな危険因子ですからお間違いのないように。