先日、SICKOというDVDを観ました。これは、アメリカの医療制度の問題を描いたドキュメンタリーです。
これを観ると、日本の医師は、なんて僕たちはまっとうな医療をしているんだろうと、自己陶酔に陥るでしょう。日本医師会の人たちは国民みんなに観て欲しいのではないでしょうか?
でも、このDVD、新作なのに洋画コーナーでなく、邦画コーナーの目立たないところにあり、3本あったのに誰も借りてませんでした。
題がなんとなくトイレを連想させるのがいけないのでしょうか?SICKOってsick(病気)から派生した、日本語でいう”ほとんどビョーキ!”みたいな病人というより狂人って意味のスラングですよね。
確かに信じられないアメリカの医療制度、保険制度を理解すると狂ってるって思えます。
ここでは、お手本として、医療費無料のイギリス、フランスが出てきますが、イギリスに関しては医療崩壊しました。
サッチャー時代に医療費抑制をしすぎて医師がいなくなったためブレア政権が医療費を倍増したのです。そこは全く触れられていないのが不満でした。
それよりなにより本編にもずっと出てる監督マイケルムーアのメタボ姿を見ると、あなたが医療を語るなよと言いたくなるんです。