制度スタート初日に名前を変更するという大失態を演じた後期高齢者医療制度。これは小泉政権が作った制度で、ほとんどの国民が知らされないまま決定していた制度です。
社会保障費を抑制する目的で作られたのは言うまでもありません。外来での本人負担は基本的に1割ですが、年金から保険料を徴収することになったのです。
保険料が下がる人もいるのですが、ほとんどの人は上がるようです。医療費がかかると保険料を上げるよという意味もあるようです。
なぜ国は長寿”抑制”制度というようなものを作ったのでしょうか。世界でだんとつの高さの公共事業費(道路建設費を含む)、だんとつの低さの医療費…。もう少しいいバランスがとれるといいのですが…。
医療費抑制をやりすぎて医療崩壊、手術3ヶ月待ち、外来3日待ちになったイギリスのようになるのか、高所得者でないとまともな医療が受けられないアメリカのようになるのか、どちらも避けたいですね。