禁煙タクシーがブームになっており喜ばしい限りです。タバコくさいタクシーも嫌ですが、タクシーの運転手さんの健康にも重大な影響を及ぼします。
運転手さんには喫煙者が多いのでこれを機会に禁煙される方もいます。自分は吸わないのに他人のタバコの煙で健康被害を受ける、これが受動喫煙です。
当院は受動喫煙診断医療機関として登録されており、受動喫煙被害者の方に診断書を発行しています。
今日は三重県から受動喫煙の被害を受けている方がはるばる来院されました。三重県にはまだ受動喫煙診断医療機関がないそうです。持病の悪化など深刻な健康被害が生じていました。
事務所の見取り図を見ると部屋の真ん中にロッカーで囲まれた喫煙空間が…。全く分煙もされていません。健康増進法が平成14年に施行され、会社には受動喫煙から社員を守る義務があります。
この方の健康被害が進行して裁判にでもなれば会社側が間違いなく敗訴するでしょう。早急な環境改善が望まれるケースでした。