アメリカではジェネリックがかなりのシェアを占めていますが、日本のジェネリックと大きな違いがあります。
アメリカでは主成分だけでなく、添加物についても同一であることを求められています。しかし、日本では添加物、製法が異なっているのです。
薬の効きには、この添加物が関与していることも多く、私の経験では降圧薬や、糖尿病薬のジェネリックは効果がかなり落ちることが多いです。
実際、他院でジェネリックを処方され、降圧しないと来院された方を同じ薬の先発品に変えたら劇的に下がった方が昨年だけで3名います。
厚生省の本当のねらいは、先発メーカーにジェネリックを作らせることなのかもしれませんね。ジェネリックに変えても自己負担分で考えますとあまり安くならないのが現状です。
患者様の健康状態を第一に考えますと、当院では今のところジェネリック処方に全面的には変えない方針です。