大麻は一般にはゲートウェイドラッグと考えられていて、体に悪くないとの認識で、大麻に手を出した後、より強い刺激を求めて覚醒剤、コカインなどに移行してしまうという説があります。
この考え方は欧米では否定されていて、大麻と、他の麻薬が、完全に区別されているんです。タバコのほうが、害があることも欧米では周知されています。
一方、日本では、麻薬とひとくくりにされていて、大麻と、ヘロイン、コカイン、覚醒剤などを明解に区別できる人は逆に少ないのです。
なのに、大麻は大丈夫だという知識だけ留学生やネットを通じて広まって、その延長で他の麻薬にまで手を出してしまう人が増えているのでしょう。
日本ではゲートウェイドラッグの役割をしているのです。
医療に大麻を使用すべきだという意見もあります。
ヘロインとほぼ同じモルヒネは麻薬として医療用に使用されていますが、鎮痛作用などのある大麻の使用は法律で禁止されており、日本では使用することができません。